Jan 28, 2010
la course sentimental
自分の問題を他人のそれとごっちゃにしないこと。
強さを美しく使うこと。矛盾は存在するということ。ひとつ大きく捉えること。パロールはパロールだということ。物を丁寧に扱うこと。続けること。人を思うこと。卵焼きを上手に焼けるようになること。やめること。感情を中途半端に垂れ流さないこと。処理できないこと。変わること。変わること。変わること。
今すごく海に行きたいということ。
Jan 16, 2010
Top of the world
もう半年も前の事になるけれど、7月の頭に、華ちゃんと富士山に登ってきました。
山開きをして間もないこの時期は梅雨ど真ん中。強風豪雨の中の富士登山挑戦は、一言で言うと、「タフ」な挑戦でした。体力がどうこうより、とにかく寒くて途中から頭が動かなくなったので、記憶ももはや曖昧だけど、再挑戦の為にも記録を・・・。
まず、新大阪からバスで7時間程かけて、スタート地点の五合目へ。
夕方5時くらいに五合目到着。着替えをし、軽く夕飯を食べて記念撮影やら準備運動などをしてテンションを徐々に上げる私たち。まだまだ全然余裕×笑顔全開の最高なひと時。
そして五合目から、いざ出発!
富士登山は、比較的初心者でも登りやすい山と言われているそうですが…
私たち、数日前に靴を買ったというレベルの山登り超ウルトラ初心者。前に山を登った記憶は…小学生の遠足以来?一抹の不安を抱えつつも、無人島で何日も生き抜いてきた私達!どこからともなくやって来る根拠の無い自信がどんどん足を進めます。
心配だった天気も味方についてくれたのか、なかなか良い感じのスタートでした。
インストラクターがついてるのでペース配分も安心して任せられるので、「気持ち良いね!」の言葉しかでてこない私達。まだまだ全然余裕×笑顔もニコニコ。
六合目~七合目辺りにくると、完全に雲より高い位置に。
夕陽の赤い空の下に白い雲が浮かんでいる景色は、今回の登山でみた最も美しい景色でした。日が沈んでいくのに対して、どんどん上へ進んでいく私達。今ここでこんなに綺麗なんだから、ご来光はどんなに感動するんだろう?と私の期待値がグンと上がった場所でもありました。まだまだ足も元気だったし・・・
今振り返ると、まさに、"嵐の前の静けさ".....
七合目を過ぎた辺りから、足場が悪くなり崖が多くなってきました。
"足だけでは登れない!手を支えて、、、よっこいしょ!"という繰り返し。日も沈み、気温もグッと下がり、暗い中で手探り足探りでひとつひとつ岩場をクリアしていかなくてはならない状況に…。一気に体力が奪われ、5分登って休憩、5分登って休憩のペースでちょっとずつちょっとずつ進みます。休憩時、私と華ちゃんは「大丈夫?」「うん」のやり取りのみで、あとは酸素を吸入して、チョコレートを1つか2つ。ほんと、これの繰り返し…おまけに雨も降り出しました。
何とか八合目に到着。もう23時を過ぎていました。
ここで、山小屋で2時間の仮眠タイム!どんなオンボロ小屋なんだろう…と心配していたけれど、想像以上に清潔で、暖かい小屋でした。こういう時、キャンプ育ちは本と、役に立つなと実感。(笑)2時間しっかり仮眠して体力もだいぶ復活!!
そして、夜中の1時すぎ。再び頂上目指して登山開始!と思いきや、、、、
小屋の外は、雨が本格化し、風も文字通りビュービュー吹き荒らしていました。インストラクターが、"登頂できるかわからない。多分、ご来光は見れません。不安な人は辞めてください"と、リタイアを促され、続々とツアーの人たちがリタイアしていきました。。。バッチリ仮眠をし、お菓子も食べて、(あぁ確かオニニギリも。)体力が復活した私達。ここまできたからには、頂上までいかなくてはね!と気合を入れ直し出発。
しかし、、、
ここからが本当の意味で"挑戦"でした。
八合目から出発して間もなく、雨が豪雨に変わってきたのです。おまけに風も強風へ。。。コースの横をヘッドライト照らすと衝撃!ぜんぶ雪山。。。どおりで寒いはず。おまけに下山道が雪で封鎖しているとの連絡。
更に、更に、最悪なことに、私のレインコートが、ぼろかったのか、全く役目を果たさなかったのです。
下着、シャツ、トレーナー、フリース、ウインドブレーカー、レインコートという私が装着していたもの全てを貫通して、雨が私の体を容赦なく攻撃してきました。何と表現したらいいのかわからないけれど、裸で台風の中を山登りしているという感じ。
コースは先ほどと変わらず、激しい岩場。軍手もびちょびちょで、手の感覚がどんどん失われていきます。相変わらずコマメ休憩をとるのだけど、動いていないと本当に固まってしまいそうで、"寒い"という感覚から、"痛い"という感覚へ・・・・。
そのような悲惨な状況で何とか九合目を過ぎ、あと頂上までもう少し!というところから、はっきり言ってもう記憶があまりありません。とにかく手が冷たくて、でも火傷みたいに痛くて、本気でポロっと取れてしまうのではないかと思いました。空気も薄くなる一方だし、そんな中、追い討ちをかけるように、"頂上は強風で危険。着いたらすぐ下山します"とのインストラクターのすばらしき絶望的なお言葉。。。
本来なら、頂上には山小屋もあって、私と華ちゃんはそこで温かいカップラーメンを食べよう!とリュックの中に潜ませてきたのです。ご来光も見れず、カップ麺の夢も破れ、もはや頂上に何の期待ももてず、ただ朦朧とする意識の中で必死に足をいっぽいっぽ前に進めていきました。足、というか体力はそこまできつくはなかったのですが、何にせよ、痛みを伴うこの寒さに耐えることへ、全神経、全エネルギーを使いました。
そしてついに、ついに・・・・
十合目、登頂!!!!!!!!
時間は午前4時半くらいだったでしょうか。
相変わらず雨は容赦なく降り続け、1m先も見えないくらい真っ暗な頂上でした。
私は、もう限界…と思い、へたへたと壁にもたれかかれ、華ちゃん(彼女は意外と平気だった)と喜びを共有することも出来ず、寒さに必死で絶え続けていました。。。
これは華ちゃんが撮ってくれた、"頂上にたどり着いた直後の私"ですが、、何がなんだかわかりません。笑
そして、下山道封鎖のため、9時間かけて登った道をまた下ったというわけです。。。
途中から日が昇り、寒さは若干和らいだものの、これまた相当ハードな下山でした。
というわけで、
長かった私達の富士登山が、何とか無事に終了したのは朝の10時頃でした。
その後の温泉は言うまでも無く"最高"で、ようやく地の世界へ生き返ってきた心地がしました。
ご来光も見れなかったし、感動なんて皆無。達成感もあまり無し。ありがちな、"富士山バンザーイ★"にはならなかったけど、でも、こうやって自分の体を自然のものにぶつけられた事は良かったなと。体ひとつじゃ何も出来ないと思いがちだけど、体があるから色んな事が出来るんだな、と。
そして、共に登った華ちゃんは、文句なしの最高のパートナーでした。"無駄な体力は消費したくない"と、ほとんど言葉を交わさなかった私達ですが、彼女の小さな体から放出される底知れないエネルギーのお陰で、私はあの恐ろしい寒さの中、無事に登頂できたのだと思います。ちなみに彼女は昨年の12月にフルマラソン完走。もちろんマラソン歴3ヶ月の初心者なのに!
あぁ恐るべしは自然より、華ちゃんかも。。
Jan 11, 2010
Jan 3, 2010
2010
何かあっても何もなくても物語は続く。
時間が流れて日々が過ぎる。
ささいなささいな出来事をきっかけに
うずめいていた感情が目に見えるかたちで自分の前に現れて、
本質に近付いていく。
そういう時にふと、記号の意味がわからなくなって、
何気なく使っていた記号が自分から遠く遠く離れていってしまったような気になる。
所詮、記号なのに。ちょっと敏感すぎるんだ。
そういう風にして今までに、いくつかの記号を封印してしまった。
そして今も新たにひとつ
封印されようとしている。
でもこれは別に悲しいことじゃなくて、むしろ結構良いことなんじゃないかと思う。
時間が流れて日々が過ぎる。
ささいなささいな出来事をきっかけに
うずめいていた感情が目に見えるかたちで自分の前に現れて、
本質に近付いていく。
そういう時にふと、記号の意味がわからなくなって、
何気なく使っていた記号が自分から遠く遠く離れていってしまったような気になる。
所詮、記号なのに。ちょっと敏感すぎるんだ。
そういう風にして今までに、いくつかの記号を封印してしまった。
そして今も新たにひとつ
封印されようとしている。
でもこれは別に悲しいことじゃなくて、むしろ結構良いことなんじゃないかと思う。
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