Aug 31, 2009
8月末日
"女性の強さ"というもの。
それはきっと恐ろしいほどの力をもっていて、どんな武器にも負けない、屈しないものだと思う。
祖母をみても伯母をみても母親をみても、周りの友人達をみてもそう思う。
そういう強さが垣間見れた時、身震いする程かっこいいなと思う時と、あぁ何か嫌だなと思う時がある。その"強さ"が、美しく使われるか、そうでないかはその人次第で、出来れば私は美しく使いたいと思う。
この映画を観てふと思ったのは、
そういう"女性の強さ"というものは、大人になるにつれて徐々に身についてゆくのではなく、"女の子"の時に、すでに備わっているんだなぁということ。おそらく、もっともっと前から。
映画全体としては、子役の女の子と深津絵里が可愛かったというくらいで、あまり心に響かなかったというのが素直な感想。。
8月も今日で終わり。
毎年夏が過ぎるのは超高速だけど、今年の夏もあっという間に終わってしまった。
富士山に登り、卒論を提出し、ロンドンの街を歩き、ノルウェーの自然に囲まれ、岡山で大雨に降られ、東京で友人達と会い、中学生の家庭教師をし、小学生のお絵かき教室を手伝い、そして新たに、アルバイトみたいなことをはじめた。
ひとつひとつの繋がりの見えない点に情熱を注ぎ、
それらがいつか線となればいいなと思う。
そのためにも、もっと自分の感覚を磨かなければ。
22歳の夏おしまい。
Aug 24, 2009
Aug 20, 2009
空が近い
ロンドンの空港を出た瞬間、"空が近い"と感じた。
ノルウェーでも同じく、天気が良い日は手が届くのじゃないかという程、空と自分の距離が近かった。
でも、なんで?
そもそも空の高さに違いがある?なんて、おかしな話だよなーと思いつつも、どう見ても日本の空に比べてやっぱり近いので、調べてみたところ、感覚的にそう感じるだけであることがわかった。
どうやらそれは、"雲低高度"という雲の最も低い地点の高さの違いによるもので、雲の高さによって感覚的に空が低くなり、"近い"と感じるらしい。そしてその"雲低高度"は、低温高湿だとより低くなるらしく、基本的にヨーロッパの空は日本に比べ、雲低高度が低いということであった。
ん・・高湿?ロンドンめっちゃ乾燥してたけど・・・。
これには疑問が残るけど、それは恐らく、湿度が低いことによって、空がすっきり青く見えていたせいだと思われる。しかもロンドンは飛行場が多く、飛行機が低い位置で飛ぶこともあって、そう思わせるのだろうと思う。
仕組みはとにかく、
私はこの空の近さに、純粋に深く感動し、誰かと共感したかった。
公園で何時間もぼーっとしている時も、ノルウェーの家のバルコニーで本を読んでいる時も、
ただ"空が近い"ということに幾分守られていたような気がする。
もし、ロンドンでもノルウェーでもずっと雨が降っていて真っ暗な日が続いていたら、私はどういう風にバランスを保っていたのだろうかと不安になる。
それくらい、意外にも空の影響力は大きかった、ような気がする。
こういう風に、自然だとか生き物だとか食べものだとか、
あらゆるものが何かのタイミングで結びついて、出来事が起こり、世界が作られていくとすれば、その中にいる自分というのも、決して独立して存在することはなくて、相対的なものなんだなぁと改めて思う。
なんか仏教みたいだけど、
結局のところ、絶対的で変わらないものなんて、何一つとしてないのではないのかと思うと、絶望的になったり、救われたりする。
Aug 18, 2009
東京
しばらく東京に行っていた。
親友宅の居心地があまりにも良かったので、ズルズルと、まるまる8日間。ちゃっかり合鍵も作って、毎日朝早くから日付が変わるまで働いている彼女の側で、好き勝手させて貰い、過ごした。
大学生になってから、夏はほとんど無人島でキャンプをしていたので、「夏は実家に帰らない」というのがもはや定番になってしまったようで、この1ヶ月間、2日間しか実家で過ごしていなくても、家族誰一人驚かないようになってしまっていたことに、少し驚いてしまった。
東京は、関西より湿気が少なく、涼しくて過ごしやすかった。
フランスの、中高時代の、キャンプの、大学の友達や先輩・・・毎日誰かに会っていたので、この1週間はあまり余計なことを考えずにすんだ。というか、考えてしまうことを回避したい、自分に向き合う時間をなくしたい、という隠れた目的にぴったりな手段だった。ある意味、東京への逃亡計画だったのだけど、成功だったと思う。1週間思考を止めたお陰で、ようやく先走った頭と自分の内部が少しずつ近づいて、いろいろと準備ができてきた様に思う。
距離、場所、関係、時間、理想、現実、、と作用しあう自分と向き合う為の、コンディションの準備が。
短い間だけど、この夏過ごした2つの大きな都市。
ロンドンも東京も、色んな人種が住んでいて、自分と似たようなコトバを使う人がなかなかいなくて、どこに行っても人とモノで溢れていて、お金があれば何でも手に入って、私の愛する人々が住んでいる、という点では何ら変わりはない。パリもNYもきっと似ている。
単なる大都会に、無条件に身を置きたいと突き動かされる街自体の魅力は、何一つなかった。
自分の生活がそこに無いからこそ、街と自分の環境との関係がどれだけ曖昧で、たいした問題ではないことを知った。
Aug 9, 2009
海を越えて行き着いた先
この3週間、イギリスとノルウェーに行って来た。
完全な時差ぼけのお陰で、体と頭と心がバラバラのまま。
何故だかお腹がとてもすく。
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とりあえずは、
カラダとアタマとココロをくっつけて、この痒みを伴う暑さに慣れなければ!
Aug 7, 2009
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