Aug 18, 2009

東京



しばらく東京に行っていた。
親友宅の居心地があまりにも良かったので、ズルズルと、まるまる8日間。ちゃっかり合鍵も作って、毎日朝早くから日付が変わるまで働いている彼女の側で、好き勝手させて貰い、過ごした。

大学生になってから、夏はほとんど無人島でキャンプをしていたので、「夏は実家に帰らない」というのがもはや定番になってしまったようで、この1ヶ月間、2日間しか実家で過ごしていなくても、家族誰一人驚かないようになってしまっていたことに、少し驚いてしまった。

東京は、関西より湿気が少なく、涼しくて過ごしやすかった。
フランスの、中高時代の、キャンプの、大学の友達や先輩・・・毎日誰かに会っていたので、この1週間はあまり余計なことを考えずにすんだ。というか、考えてしまうことを回避したい、自分に向き合う時間をなくしたい、という隠れた目的にぴったりな手段だった。ある意味、東京への逃亡計画だったのだけど、成功だったと思う。1週間思考を止めたお陰で、ようやく先走った頭と自分の内部が少しずつ近づいて、いろいろと準備ができてきた様に思う。
距離、場所、関係、時間、理想、現実、、と作用しあう自分と向き合う為の、コンディションの準備が。

短い間だけど、この夏過ごした2つの大きな都市。
ロンドンも東京も、色んな人種が住んでいて、自分と似たようなコトバを使う人がなかなかいなくて、どこに行っても人とモノで溢れていて、お金があれば何でも手に入って、私の愛する人々が住んでいる、という点では何ら変わりはない。パリもNYもきっと似ている。
単なる大都会に、無条件に身を置きたいと突き動かされる街自体の魅力は、何一つなかった。
自分の生活がそこに無いからこそ、街と自分の環境との関係がどれだけ曖昧で、たいした問題ではないことを知った。

4 comments:

  1. 逃亡生活だったんだね
    いいなぁ
    あたしも逃亡したいです。
    ああ。

    答えはゆっくり見つけていけばいいのかな。
    早く逢いたいよ!

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  2. cheap25>
    気分はのりぴーでした。笑
    会いたいよーいつお暇でしょうか?
    広島は1泊?:)

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  3. 逃亡生活だったのか。。。
    僕ももうそろそろ、限界です。
    逃亡したい。
    ロンドン飽きた。
    安心した生活がしたいです。

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  4. zai兄さん>
    うん。よかったよ。
    何かね、追う側に変われるかもって思えてきた。
    繰り返しだろうけど、、
    多分そういう時間って必要だと思ったよ。
    在君にも。

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