Feb 14, 2010

Hokkaido vol.2



2歳で雪山デビューを果たしたわりに、スキーはあまり上達せず。
大学生になってから始めたスノーボードは、教えてくれた先輩達がすごく上手だったことと、自分の体と相性がよかったことで、ボードは、私ができる中で1番得意なスポーツだと思う。でもその楽しさはどこに?と改めて考えてみるとよく分からない。

雪の上を滑る感覚かもしれないし、どこからが足でどこからが板かわからなくなるような一体感かもしれない。加速していくスピード感も堪らないし、その時の瞬発的な集中力も気持ち良い。自然の中にすっぽりはまった感じも心を震わせるし、急斜面を滑り終えた達成感もぐっとくる。

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2日目は朝から思いっきりスノボを楽しみました。
山頂までのゴンドラの中ですっかり興奮した私は思わず、"雪山やっほー!"と堂々と聳え立つ白樺に向かって叫んでみたり、兄妹で写真を撮りあったりと相当はしゃいでいたのですが、久しぶりの1本目はやはり少し怖くてビビッてしまい、滑り出し10秒くらいで間抜けな姿でこけてしまいました。基本的にビビリなんです、実は。

何本か滑るうちに勘を取り戻してき、休憩後は意気揚々と午後のスタートを切ったのですが、強烈な吹雪のためこの日は断念。
(どれくらい強烈だったかと言うと、吹雪で視界がシャットダウンされ、強風で気付かぬうちに谷へ流され、山頂から板を担いで、通常10分で下れる山を1時間かけて凍傷になりかけな体で下山したという程。)

けれど3日目は青空がはっきり見える素晴らしいお天気で、心から気持ち良い滑りを味わうことができました。私のようにひたすら滑りを楽しむボーダーにとって、景色というのは相当重要で、そういう意味でもスキーヤー向きのコースが多いこのルスツの山は本当に最高だった。写真は山頂から見た羊蹄山という山で、反対側は、洞爺湖がキラキラと光って見え、雪山の白い美しさに心を打たれた私は、リフトを降りてからもなかなか滑り出すことができないくらいでした。

山頂は-15度という寒さだった北海道。
山の美しさと厳しさ、スポーツの面白さと難しさ。
大袈裟かもしれないけど本当に、それら全てを体感することで、
私のあらゆる限界ラインがほんの少し、引き伸ばされたような気がします。

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